皆さんは越境的学習というものをやっていますか?
越境的学習の実践とは何でしょうか?

私は企業に勤めながら、日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座に通いました。
私にとって32年間の企業人生活でほぼ初めての経験でした。
老若男女、多様な人たちと共通目標に向かって勉強する。
これは、企業という実践共同体から、キャリアコンサルタント養成講座という別の実践共同体に越境をしたということになります。

ではこの越境的学習の効果というものは何によって図るのか?
個人的には様々な気づきがあり、心理的安全性の確保によって自立心が育成されていくことを実感しました。
そして組織には目的が最重要であり、多様な価値観を許容しあい、目標を常に意識出来る関係でなければいけないと。
企業に帰ってみて決定的に不足しているものは、この目的と目標、そして多様性を許容しあうということであった。

次に、今回のイベントのワールドカフェでのテーマでもありましたが、越境的学習がもたらす組織への影響について考えました。
石山先生はそれを「往還」という表現でされています。

しかし、私が思ったのはこうでした。
組織が持つ長年染みついた旧来の組織論に基づく価値観というものは一人の人間の力で変えるには相当なパワーが必要。
1人が越境的学習の実践の場で様々な気づきをして自分自身を成長させることは出来ても、組織への影響を求めるのはむつかしいなぁと思いました。
私はコツコツと身の回りの人から徐々に浸透させていこうと思い、小さな目標を積み重ねることを始めました。
1人から2人へそして2人が4人、4人が8人、8人が16人、コツコツと積み重ねていく中で、ある時に爆発的に組織に還っていくのだろうなと漠然と思っていました。
しかし長い。
そう考えると、果たして組織への「往還」は必要なのだろうか?とも思えてきた。
単に個人が成長するための機会と捉えてもいいのではないだろうかとも思えた。

いま、企業という組織を離れたばかりですが、組織への往還をテーマに様々な人に問いかけていきたいと思っています。

代表・中野敦志