クルンボルツの計画的偶発性理論の続きです。
先日述べた5つの要素のうちの一つ。
好奇心を取り上げてお話させていただきます。
これは私個人の意見で、すべての人がそうであるとは決して言いませんが、
往々にして
一つの企業で長年在籍していると、
この好奇心が消え失せてきます。
それは、私自身もそうでしたが、
毎日が同じ様な日の連続になるからだと思います。
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朝8時20分に会社に着き
先に来ている同僚にあいさつし
席に座って徐にパソコンを取り出し、電源を入れる
Yahooニュースをチェックする
メールをチェックする
就業10分前にくらいに到着する部門長に、挨拶をして
9時の朝礼を迎え
2分後には黙って席に座る
・・・・・感情はいっさい変化しない・・・・・
11時45分頃、空腹の腹を抱え、いそいそと社員食堂にいつものメンバーと向かう
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あれ?今日は何月何日?
1年前の同じ日も同じ光景?
こうやっていつも同じような日が過ぎていくと、
同僚に対して、昨日何してたの?って聞くこと自体が野暮に思えてくる
そんな中で自分が未知なる世界への好奇心を
保つことが大変になってくるのだと思います。
この狭い世界の中でも、
いろんなことに興味を持ち続けることが大切なんだと
過去の自分を振り返って思うことがあります。
毎日違う道を歩いて、違う風景を見てみる
いつも通り過ごしていた景色を
立ち止まって見てみる
行きかう人の中に明るい表情をしている人を探してみる
そして自分も明るい表情をして上を向いて歩いてみる
そんな小さなことから毎日の変化をつけてみた
そんな小さな変化から好奇心が生まれてくることに気づいた
まだまだ知らない世界は無限にある
これは好奇心を駆り立てる一番の要素だと思います。
そして、好奇心を失ったら、
チャンスをチャンスとして見れなくなるような気がします。
輝かしい顔をして近づいてくるチャンスは、
曇った心では眩しくて見れなくなるのではないかと思います。
以前に、キャリアコンサルタント勉強会で、
「採用される人とは?」というテーマでパネルディスカッションした時に
とある方が言われたのは、「開かれた笑顔をしている人を採用する」という言葉が印象的でした
私は、
機会を機会として捉えることが出来る人は
常に好奇心いっぱいの開かれた笑顔をしているのだと思いました。
代表 ・ 中野敦志