好きなことだけをやって生きていく

昨年1月に長年在籍した情報システム部から人事部へ異動になりました。
そして今年2月55歳で役職定年(弊社は資格役職定年制度)になりまして、
年収が60%になりました。(誰かおごってください。)

恐らくあのまま情報システム部に居て、そのまま役職定年になっていれば
「年収も下がるしそれなりの仕事して余生を過ごそう」なんて思っていた
かも知れません。
しかし、実際の今の私は違います。
なぜか役職定年になってからは、より一層自分がサラリーマンではない
ような、そんな感覚で仕事しています。
どういうことかというと、「したいことだけしても文句言われへん」と
思えたからです。
もちろんサラリーマンですから上司命令や部門命令でやることはあります。
しかし、それ以上に、自分がしたいことをしている感覚が90対10である
ようなそんな感覚です。
したいことを全力でやってるから、したくないこともしたくないことで
無くなってる感覚です。
まるで新入社員がやるようなそんな事務作業でも、なぜか楽しめる。
好きなことを好きなように全力でやる。という感覚が、素で楽しめると
言う感覚です。

今日、こんな本を買ってきました。
まさに今の自分の心境にあってるなと思ったからです。

会社でも好きなことをやって好きなことを言って、好きなように振舞う。
数年前までは、「バカにされないようにふるまおう」とか「こんなことを
言ったらまずいな、口を慎もう」とか、「これは苦手なことだからうまく
やれないなぁ~なんとか詭弁でごまかそう」とか「できないと言ったら
いい仕事貰えないから出来ると言っておこう」など、まったく意味のない
考えに振り回されている自分がありました。
当然、好きなことも十分やっていましたけど、なんか違った。
好きなことをやる以上に、好きでないことや、出来ないことを一生懸命
出来る人に見せようとしたり、そんなつまらないことに心砕いていて、
本当に心がやせ細っている時期がありました。

ところが、役職定年になってからは、会社の中でも外でも、自分が興味を
持ったことだけやろう。
そう思えるようになって来たし、実際にそうしている。
興味のあることを広げる。思ったことを言う。やりたいようにやる。
若い人に道を譲る。他の人がもっと広く考えれるような振る舞いをする。
間違った方向に行こうとすると素直に自分の意見を言う。やりたくない
間違っていると思うことはやらない。

この本にも書いてあった。
「好きなことだけやって生きていこう」と心に決める。と。

なかの