プロボノ

プロボノとは、「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とする言葉で、【社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門的知識を生かしたボランティア活動】を意味します。
※サービスグラント様ホームページより抜粋。

サービスグラントさんのHP

私がこのプロボノプロジェクトに参加したのが今年の6月。
3か月経って、昨日肥後橋にある「Rogh Labo」さんで、6プロジェクトの横の繋がりを作る合同レビュー会に参加してきました。
約20人強のプロボノワーカーたちが一同に会して、それぞれのプロジェクトの内容と進捗報告を行い、その後、ワールドカフェ方式で、それぞれの課題について意見をいただきました。

多くのご縁と刺激をいただきとてもいい会だったと思います。

なんと、私の前職のよく存じ上げている社員の大学の同級生という方とご縁をいただきました。

世間って狭い!ってつくづく思います。
てか、最近はそれすら思わなくなってきてしまっています(笑)

人の繋がりは目に見えないところで繋がっていて、悪いことをすると自分に戻ってくるんだ、良いことも同じだと思います。

このRoghLaboさんが入っているビルには、僕の敬愛する友人の中西さんのオフィスが入っていますし、その中西さんが、介護系のイベントで協業される図師さんは、僕と同じプロジェクトですし、また、もう一人同じプロジェクトメンバーの小玉さんは、僕の前職の古くからの友人・岡本とこの前まで席を並べていたという縁もあります(笑)

赤い糸、黒い糸、黄色い糸、まぁものすごい数の糸が人と人の間に結ばれているんだんと最近は思います。

さて、本題に入りますが、このプロボノ。

これから政府が本腰を入れるであろう、リカレント教育。
それに繋がりますが、越境的学習。
そういう要素が十分に詰まった活動であります。

しかしそもそも、私個人として最近特に思うのは、56年も生きてきて、何一つ社会のことなどわかっていない。ということです。

それを痛感するのが、外に出ることだと思います。

では、外に出るということはどういうことか?
日頃触れあわない人たちとの交流だと思います。

今回のプロジェクトで例えますと、

介護制度、それに伴う、介護施設、包括支援センター、ケアマネージャー、生活支援コーディネーター。

皆さん、この方たちがどのようなことをされているかご存知ですか?

漠然と何をしているかというのはわかるかも知れませんが、実際にはわからないですよね。

そういったことがどんどん広がる世界が、外に出るということの意味です。

では、皆さんどんどん外の世界に出ていきましょう!

そうは言ってもなにをしていいかわからないよ~と言う方がほとんどだと思います。

私はそういう方に一番いいのがこのプロボノだと思います。

現在勤められている企業というのは、ほとんどがピラミッド型組織。
まぁ少子高齢化でほとんど形骸化している組織がほとんどだと思いますが。。。

まず今後はそういう組織形成は成り立っていかないということです。

もしかしたら今後は、給与体系すら業績分配制なんてことにならないかなぁ~と思ったりしています。

若いから経験が少ないから、こんだけの給与。

君は長い事居て、管理している立場だからこんだけの給与。

というのが今の給与体系ですよね?

果たしてこれがいいのでしょうか?

若くても自分事として捉え、仕事と向き合っている人はたくさんおられます。

歳を食っていても、管理という言葉を取り違え、ダメ出しばかりして頭を押さえつけることに躍起な人もたくさんいます。

企業が伸びないのはこの「管理間違い」な人が多いことに起因していると個人的には思っています。

さて、それはいいとして、

横並び組織で、各個人が役割の範囲を超え当事者意識を持ち、支援先の団体のために目的を一にして、取り組むこのプロボノは、将来主となる組織形成の経験になると思います。

縦型ではなく横型組織。

フラットでそれぞれが自主的に動く組織。その中でコーチングや傾聴が出来るマネージメントを交代でやる。

そして一人の秀でたプレイヤーが成果をあげるのではなく、組織として成果をあげることを目指したものであることを実感できると思います。

また自分が積んできた経験をどのような形でアウトプットすればいいのかを考えるとてもいい機会だと思います。

それに加えて、とても素敵な人たちとの出会いがあることです。

是非、一度参加を検討されては如何でしょうか?

あなたの経験や知識を欲しがっている人たちがたくさんおられます。

代表 中野敦志