楽観性

楽観性

クルンボルツの計画的偶発性理論で大切な要素の一つ

「楽観性」

しかしこの楽観性というキーワードは少々たちが悪い。

楽観性という言葉を聞いた時にどういう性質のものを
思い浮かべるか?

特に根拠もないのに、「大丈夫、大丈夫」と言う
あるいはいつも「なるようになるさ」と言って深刻
にならない人

いわゆる「お気楽な人」
もちろん、これも言葉で表現すると「楽観的な人」
ということになる。

しかしここでいう「楽観性」はちょっとニュアンスが
違うのか。

ポジティブ心理学でもこの楽観と悲観を研究されて
いる。

例えば、2人に1人はガンになるという時代において
「自分はならないだろう」という希望的観測に従っ
た楽観性。
これは本来の楽観性とは違う。
拡大解釈すれば様々な楽観性と出会うことになる
でしょう。
しかしここでの楽観性は広義の意味ではなく、

困難な状況下において、
その状況は一時的であり永続的ではないと考える
ものだと言われています。

例えば、
自分のミスでお客様にご迷惑をかける状況が起こ
ったとした時に、

自分には能力がない。またお客様に迷惑をかける
ことが起こったらどうしよう。

と考えるのが悲観的。

自分の責任ではあるが、どうにかしていたんだ。
もう二度とこのミスはしないだろう。

と考えるのが楽観的。

僕は若いころから、刹那的な生き方をしていました。
とはこの前にも書きましたが、
常に

「なるようにしかならない」

と思っていました。

言葉だけ捉えると楽観的な感じがしますが、実は
この言葉の奥には、

努力をしないぞ!
というニュアンスも含まれています。

決して楽観的な言葉ではありません。

だからこの楽観性という言葉は解釈が難しいのかな
と思っています。

代表 中野敦志