4月定例勉強会報告・ミドルシニア世代への提言

4月定例勉強会報告・ミドルシニア世代への提言

2019年4月21日

時代は変わっている。

だけど、我々世代の人間はほぼ、変わらない。

どう変わるのか、どう変わっているのか。

これは肌感覚でしか私もわからない。

直感的人間なもので言葉や理屈ではなかなか説明できない。

それがもどかしいところだが、無理なものは無理。

知りたければ、落合陽一さんや、箕輪厚介さんや、前田裕二さんなんかの本を読んで欲しい。

あるいは同世代の藤原和博さんの本を読んで欲しい。

ドラッカーの「ネクストソサエティ」なんかも読んで欲しい。

 

4月20日、OBPアカデミアで開催した「キャリアコンサルタントグループ wellbeing」の「ミドルシニアの働こう改革」はミドルシニア向けのテーマで、経験豊富なパネラーの方4名にご登壇いただきお話いただきました。

 

 

少なくとも少子高齢化社会の現実をじっくりと見ると、180度違う世の中になるのは間違いない。

しかし、「言われたことは全力でやります。」とか「どこの部署でも構いません。頑張ります。」「変わりたくない。今更新しいこと出来ない。」と言うらしい。

そう言って会社のために頑張る人が褒められた時代だからだ。

しかし、私の前職の会社では「少しお金を出すからあとは会社から出ていって好きなようにしてくれ。」だった。

会社のために働いた結果がこれだ。

 

一部上場企業の取締役まで務めた方が、60歳の手前で退職された。

誰もが羨やむ待遇の中、「こんな働き方をしていたら60歳以降の人生がつまらなくなる。」と思われたのがきっかけだ。

そして、「様々な事業を経験してきてそこそこのことは出来るから、どこか雇ってくれるだろう。」と高をくくっていたら、なかなか再就職先が見つからない。

立派すぎて相手企業が敬遠するらしい。

そしてキャリアコンサルタントの養成講座で自分のことを見つめ直した。

その結果、「自分の本当にしたいことがわかり、先方に伝えたらすぐに再就職先は見つかった。」

 

時代は大きく変わろうとしている。

令和の年号とともに「働き方」の舵が大きく方向転換されます。

「働き方改革」は働く人のことを考えていない。

私は、自らの働き方を「働こう改革」として主体的にかかわっていくことが大切だと思います。

 

自分は何が好きで、何をしている時に力を発揮し、強みは何で、その強みをちゃんと社会に生かしているのか?

人生60歳過ぎて、新しい立派な車は必要ですか?

そんなに広い家やおしゃれな家具は必要ですか?

使いきれるかどうかわからない預金が必要ですか?

のんびりと旅行する日がそんなにたくさん必要ですか?

 

これから厳しい経済環境に置かれる日本を背負って立っていただく若い人に、もっと伝えるべきだし、若い人のために生きなければならないと思います。